10月29日(月) 曇り空に打ち放しコンクリート
だんだんこの欄を書くのがつらくなってきた。冬が近づいてくる、もうストーブがないと生活できない状態です。ここ数日空はどんより曇り、グレー一色の世界、日本海側庄内の冬の色は白じゃなく灰色と私はいつも思う、せめて風さえ吹かなければ・・。さて、この季節になるといつも思うのは、コンクリート打ち放しの建物の印象。コンクリート打ち放しの魅力は100%建築関係にしか理解できていないだろう。素材としては夏向き素材かなと思う。シンプルなモノトーンは周囲の豊かな緑や青空との対比でその存在が生きるのでは?。見ていると、「冬に雪の上でコカコーラを飲む」、そんな気分になる、きっと一般の人々もそうでしょう。悪くはないが、悩ましい選択ですね。
10月25日(木) 百姓
夜、先生の通夜へ。帰りに友人押井くんとラーメン屋へ。彼は山形大学農学部出身の専業農家だが、彼の名刺の肩書きには「百姓」と堂々と書いてある。そうプロなんだ。プロ意識、プライドを表明している。これが大事。
10月24日(水) さよなら 
PM9時、たった今、友人から訃報が届いた、小学校の恩師が亡くなったと言う。残念で仕方ない。同級生27人の小さな仲間は4年間大きな教えを受けた。卒業以来25年たつが仲間は年2回欠かさず顔を合わせてきた。5年ほど前には修学旅行をもう一度と、先生を交え松島まで一泊の旅行をしている。最期に会ったのは去年、「俺、事務所を辞めて独立します。」話をした。残念なのは今年設計した住宅が先生宅のすぐ近くだったのに顔を出していなかったことだ。独立とはいっても、まだまだ先生に報告できる状態じゃないと・・・・悔やまれて仕方ない。
10月23日(火) ドアがこする
この夏竣工のお宅より「ドアがこする」との連絡有り。建具については当然予想していたし、クライアントにも季節の変わり目にあり得ることは説明してあったので、たいした問題ではない。自分で状況確認はしたが、何らかの対応だけはしようかと大工さんへ相談。様子を見てくれるというのだが、そのあと大工さんの一言「だから既製品にしておけば良かったんだ!」やはり言われてしまった。既製品はシロウトを喜ばせる材料と考えていたが、いつの間にか庄内でもプロをまでも喜ばせている。造るの簡単、狂いなし、カタログ見せればお客は喜ぶ、これでいいのかなー。これは正しく住宅メーカーの家の姿じゃないか。この話は現在の住宅、建設事情の縮図と思います。今後改め掲載したいと思います
10月22日(月) 月山は紅葉
ここ数年、週一回は往復した月山新道、見事な紅葉が始まってます。数年ぶりにこの景色に気づいたかもしれない。車を止めたのは初めてだ,余裕が無かったのかな。
10月21日(日) 建築家の自邸・オープンハウス
今日東京で大学の同級生、松永くんの自宅のオープンハウス(入居前に建物を公開、見学実施)がおこなわれている。ぜひ参加したいところだが、東京までは・・・・。彼はアトリエφ出身、元同僚と共に事務所を開設している。建設場所は東大駒場前(相当ガンバッタナ)若手建築家にとって、独立後の処女作は自邸が多い。コスト条件等がきびしくとも作者としてのコンセプトが素直に表現できるのでは。建築家の自邸を見て何時も思うのは、ローコスト、シンプルなディティールだ。自邸となれば自分のサイフの中身は明らかだ、営業用にめいっぱい表現しようにもあきらめも以外とあっさりしてしまうのではなかろうか。でもこれって大事なこと。とかく建築家の思いの達成のためクライアントを惑わせ予算オーバー。よく聞く話だ。自邸での迷い、ジレンマ、バランス感覚大切にしなくちゃ。
残念ながら彼の自邸は今回拝見できなかったが、1月には雑誌発表されるとのこと。楽しみにしていよう。
10月15日(月) カレンダー
鶴岡のデザイン事務所「はんどれい」のギャラリーを見学へ。
HPで気になっていたのだが初めての訪問。10月末までカレンダーの展示を行っている。
全て地元のデザイナーによるこの企画のためのオリジナル作品とのこと。中には高校生の作品もある。作品は当然すばらいいいが、このようなスペースを公開し、活動を表現する姿勢にいたく感動。カレンダーってインテリアではとても重要なデザイン要素だと思う。毎年購入(実際は宣伝用をもらう)し、どれにしようか悩んでいるはず、デザイン、機能・・
10月13日(土) 何とかHP公開
とにかくデータはアップできた。文字は化けたが、写真を眺め一安心。でもどう見ても日本のHPに見えないしこんなもの公開してていいのか?。さてどうしましょうか。参考書、マニュアルには記載なし。試しにAdobeのHPにてテクニカルデータベースをチェック。あった、あった!というわけで何とか本日ホームページ公開となりました。
が、しかし検索にひっかるにはいろいろな設定等が必要なんですね、今知りました。このホームページを見ているのは私だけなのね、一難去ってまたまた一難。あとはじっくりやります。疲れました。6時間浪費
10月12日(金) すべて文字化け
頭を冷やし最後の悪あがき、GoLiveの姉妹ソフトPageMillの設定を参考にし何とか接続に到達。しかし表紙の一部は送信できたが後はエラーの連発。こうなったら原因なんか分かる必要なし、とにかくいじりまわし少しずつファイルを送る、エラーメッセージが分からず英語の辞書まで取り出す。完了。ホームページアドレスを打つ、出たー、あれ?日本語が全て文字化け。一難去ってまた一難、もういやだ。12時間浪費。
10月11日(木) もう駄目だ
未完成でも仕方ないホームページを公開しよう。サーバーへの転送準備にはいる。がしかし、いくらやっても接続できない。設定情報の間違いだろうが、プロバイダーからの情報とソフトの設定事項がそもそも違う、イライラ、イライラ、図面ならいざとなれば手書きで修正、提出という手があるがHPは公開出来なきゃ何の意味もない。数年ぶりにコンピュータでの白旗、降参状態。12時間浪費。
10月09日(火) 既製品・寂しいね
木造のアパートを建設中の知り合いに、「工事中に時々チェックしといてくれないか」と頼まれていた(設計も監理も私ではない)が、ほぼ完成状態なので写真を撮りに行く。図面を見せていただいた時点で分かっていることだが、内部の建具、造作、外装材、バルコニー等全て既製品である。アパートという用途からすればあたりまえだろうが、私は寂しい。きっと職人さんたちも寂しいのでは。
10月07.08日(日.月) 友来る・せんだいメディアテーク
東京から大学、阿久井研究室の同級生西田、大川の二人が我が家へやってきた。毎年この時期,東京電機大学OBで組織するデザイナーズクラブの総会後やってくる。同級生は確か150人ほどいたはずだがアトリエ系設計事務所へ進んだのは5、6人。二人とも独立開業している同業者だ。朝方まで話が弾む、なぜ独立するのか、独立して初めて設計ができる、当然の選択、スタートラインに立っただけ、それぞれの師匠もそうだった。これが一致する話題だ。
8日朝6時、近所の温泉へ。今日は仙台経由で帰るというので私は仙台まで同乗することに。当然建物を見に行くのです。感想を少々記録します。
/山本理顕氏の岩出山中学校(校舎の原風景がこれになる生徒には設計を志す子が出るだろうな)
/原広司氏の宮城県立図書館(デパートにもなるんじゃないの、図書館は名前だけ?)
/伊東豊雄氏の
せんだいメディアテーク(コンペの模型のイメージ、コンセプトが伝わってこない)