11月29日(木)  卒業設計
今日は芸工大で伊東豊雄さんの講演会だな。多分超満員だろう。実は伊東さんは私の卒業設計の担当教官だった。当時はシルバーハット・ノマド等が作品の時期だが、設計講師として電機大にいらっしゃていた。私を含め2名が指導?を受けることとなったが、とても光栄かつ、相当のプレッシャーを感じたのをおぼえている。設計の道へ進む者としては卒業設計は学生時代の集大成として一花咲かせようと挑むのだが、自分の場合、燃えなかった。不完全燃焼でした。

4年生後期、卒業設計と平行して卒業論文を選択、研究室にて「建築家・道明栄次論」として山口文象を中心とした分離派運動、前川国男事務所の創設期から戦後、丹下研究室の創設期に存在した、道明氏の姿を追うことに夢中になっていた。学会、国会、他大学の図書館にこもり古い雑誌を片っ端から漁り、関係者にインタビューする日々。私なりの思う建築家像はこのころに形作られた気がする。だからきっと古いスタイルでしょう。

話がそれたが、論文が終わったら、卒計提出まで1ヶ月でした。同時進行していなかった為、気があせるばかり、一度ぐらいエスキスを見せねばと青山の伊東さんの事務所を訪ねた。シンプルな打ち合わせ室で、全く失礼にも、たった1枚のエスキスで挑んでしまった。正直、滅茶苦茶緊張しました。しかし伊東さんは、雑誌上の姿と同じくおだやかな方でした。でも、たった1枚じゃ間がもつはずがない。

結果はというと、所定枚数に達しないと留年とのウワサに提出当日朝、3時間で2枚も書き上げる始末。
伊東さんの私への採点は最低点だったのは間違いありません。(だって貼りだされたもん)

ニガイ、オモイデダナ

11月28日(水)  マジ興味ねえ2001
建築知識12月号が年の瀬スペシャルとして現在の建築界への100人の「マジ興味ねえ」の声特集を組んでいる。ちょっと気になるところを拾い出してみよう。少々表現が乱暴だが原文のままにてあしからず。

高気密・高断熱ってマジ興味ねえ
真冬にTシャツで過ごそうとか、アイス食うとかそんなやつは地球の敵。できたら季節ごとに移住してください(設計者)
品確法ってマジ興味ねえ
10年っていったらその辺の材料でつくった掘建小屋でももつもんだ。・・・恥を知れ恥を!(大工棟梁)
昨今のヒステリーなまでの「買い手保護」状態とは関わりをもちたくない。(設計者)
抗菌ってマジ興味ねえ
掃除すりゃすむこと。そんなに楽してどーする?(設計者)
家相・風水ってマジ興味ねえ
Dr.コパ、頼むからやめてくれ。本物の風水師に失礼だと思わないのか?(設計者)
建築士制度ってマジ興味ねえ
建築士には使えない奴が多すぎる。(検査会社)
国土交通大臣ってマジ興味ねえ
ISOってマジ興味ねえ
特定行政庁職員ってマジ興味ねえ
建築雑誌ってマジ興味ねえ
等々、いささか過激ではありますが、なかなかポイントをおさえています。買って読みましょう。

11月27日(火)  LookSmartエディターの目、そして・・・
あら!検索サービスのLookSmartの山形県・設計事務所のカテゴリーにいつの間にか、登録なっているではないか。担当エディターの紹介文は「・・・・進行プロジェクトの公開」とある。
的確にこちらのHPの趣旨を読みとっていただけたようだ。おみごと!
事務所開設したての我々は作品経歴などで自己紹介などできはしない、そんなのないんだから。独立前の作品はあくまで、所属事務所の所員としてのものである。経歴が積み上がるのをまってはいられない。そもそも創造が仕事なんだから、プロジェクトとしてどんどん頭からはき出そう!それが私の方針です。
私が独立する前、こんな言葉を投げた人がいた「独立なんて、みじめになるだけ。組織を利用していい仕事をしたほうがいい。」ふ〜ん、私にはその言葉理解できないが・・・。

ところでこのサービス有料だが、登録の際パソコンがエラーを起こし、入金ボタンを何度も押してしまった。クレジットカードの明細が来るのが怖いな。

ついでにもう一つ、きのう三川町にて県建築条例の改正の講習会があったが、またもや、やってしまいました。カバンを持っていったのに、家に帰ると手ぶらではないか。あわてて戻るが、無い。中にはデジカメが・・・。
結局、酒田の方が保管してくれているとの連絡が入り、本日かえってきました。
で!デジカメの中身はというと、私の前所属事務所での担当させていただいた某所の写真です。
誰よりも、いつまでも愛着はありますよ。

11月26日(月) 「スペインNight」な夜でした
昨夜、高校の1年後輩の本間さんの招待による「スペインNight」なるパーティ?に参加。
彼とは18年振りに再会。高校時代につきあいがあったわけではないが。ここ1ヶ月の間にいたるところから、彼の名が現れていた。
その1-神奈川県秦野市にてシムラ・アソシエイツを主宰する志村(川村)さんより
その2-鶴岡建設設計部、
五十嵐さんより
その3-大石田町KILYN建築設計室の伊藤さんより

いったいどんな奴だ?と思い、連絡したところ、今回の企画にご招待いただいた次第でした。
内容は彼が6年前にスペイン等を旅した際のスライド上映会、及び鶴岡でフラメンコのスクールに通うみなさんの踊りの披露(踊らされた?)。不思議な縁だが、中学の後輩小野木さん、7年前、とある現場で一年ほど一緒だった岩下さん等に出会うことに・・・。

本間さんはホテル、旅館の設計を専門とする設計事務所を経て家業の左官業の会社の経営へ、そして建築家としての活動も行っているという。

ケッコウ、オモシロイレンチュウガ、イッパイ、イルカモ。

11月22日(木) 藤森照信をこえるか
鶴岡に気にいった喫茶店がある。看板もないので名前もまだ知らない。形は多面体ドーム。学生時代、研究室の仲間と共に自力施工をしたり、ドームをモチーフにコンペ挑戦したり、8月には鎌倉までバックミンスターフラー展を見に行った私としてはとても興味深い空間なのです。(ぜひ体感してほしいので次回紹介します)

常連だというドリコン設計研究所の鎌田所長さんが先客としていらっしゃった。鎌田さんにはUターン直後、建築家協会の入会推薦を面識もないのに無理にお願いして以来である。まずは独立の報告を。
ところで鎌田さんは、プライベートギャラリーを建設中だという。完成まであと2,3年はかかるが、すでに活動中とのこと。見るか?の声に、出てきたばかりのコーヒーを一気に飲み、ついていくことに。


事務所の裏にあるそれを見てびっくり、土塗り壁の、素地の素朴な建物です。壁はこれからも何度も何度も塗りつづけるという。みそ蔵を解体移築しての再生だが、昨今、流行となっている、古材を建築パーツとして利用した建築とは明らかに違う。庄内地方の歴史的建物は鎌田さんの個人的研究にて支えられているのは有名だが、職人の技術の継承保存をも支えようとする姿勢に感服。とにかく勉強になることが山のようにある。自分の小遣いでやるんだから時間をかけてやるよと言う鎌田さん、廃校から出たピアノの素材に惹かれ今ではピアノを習い始めたと、弾き始めた。
すごい・・・・・・。

11月20日(火) 鶴岡の色

東北芸術工科大学の公開講座2日目を受講、テーマは「建築のモダニズムと色」久しぶりに授業を受けた。
どちらかというと近代建築史の授業であった。

実は、私なりに温めている「鶴岡の色」というのがある。
その色は・・・
近いうちに発表します。

11月18日(日) Yahooサーファーの目

先週より?このホームページがYahooのカテゴリー検索の山形県内設計事務所にリンクされた。HPを作って一ヶ月目にしてようやく(あきらめていたのだが)である。CAD操作の延長で参考書片手に何とか作ったものの、WEBについては全くのシロウトだ。検索サービスについても登録なる作業が必要とは思いもしなかったし、すれば必ず載るものと思っていた。Yahooもそんな気持ちで申し込み。しかし一向に掲載されず。

ある日Yahoo攻略なる記事を見る。
Yahooはサーファーなる担当者がHPをチェックし採用を決めるとのこと。しかしその絶対基準は明らかにされてされていない。既に数社が掲載されているし、多分自分のは無理だなと、あきらめる。
数日後、何となく事務所名を検索・・・あれ?カテゴリーにあるじゃないか。

藤島町・設計作品の模型・CG---との紹介文。オリジナリティが重要とは言われていたが、多分、模型がサーファーの目に引っ掛かったのだろう。一般の人々に設計を理解させるには模型が一番良いと信じていたが、このYahooの一件でこの手法でいいのかもな、とちょっと安心。
それに
WEBの世界では、資本力、歴史、看板の力なんて関係ないんだな。
個人事務所のHPはとても個性的で興味深いが、それに引き替え組織事務所のHPは・・・・・・。
設計姿勢・スタイルがはっきりと表れると実感しているが、みなさんはどう見ますか?

HP開設1ヶ月、今後も工夫を重ね、生きたHPとして建築表現をしていきます。

11月16日(金) 芸工大学 イブニング講座行ってみませんか

15日夜、東北芸術工科大学の公開講座(無料)が鶴岡市で開催された。
新聞紙上で偶然見かけ、行って来た。テーマは「色の話」。昨夜は美術科教授 山田修市氏の自作を通しての色の話しであった。予約不要、1時間半なので気軽に受講できる。

次回は11月20日(火)18:30〜20:00
建築のモダニズムと色」元倉真琴 環境デザイン学科教授
場所 鶴岡デンコードー脇 鶴岡地域職業訓練センター

興味があるのに、知らないのはもったいない。どうですか。

ついでに、山形では建築関連、下記講座ありますよ

第3回 11月29日(木) 講師:伊東豊雄(建築家)『21Cの建築』
第4回 12月13日(木) 講師:蓑原 敬(神戸芸術工科大学客員教授)『街は要りますか?』

□時間  18:00〜20:00
□会場  東北芸術工科大学 本館講義室
□入場料 各回500円(大学生以下無料)

11月15日(木) 現場常駐監理

かつての同期、渡辺君より電話有り、宮地君(1年後輩)が結婚するので事務所で29日お祝いをやるので来ないか・・・。8月には中島先輩の送別会に行き、終電も無く帰れなくなったみんなを、車で行った私は横浜、白金、埼玉と夜が明けるまで走らされてしまったのだ・・・退職して7年になるがこうやって誘いが来るのが大宇根事務所のめずらしいところだな。

ところで新郎宮地君とは5年程一緒なはずだが、当時、事務所は青山事務所と町田事務所と2カ所だったので机を共にしたことがない。それに大宇根事務所では26.7歳の頃に現場常駐監理の経験をする。確かみんな同じ時期に常駐のために事務所を1年以上離れていたなー。渡辺君は山梨県石和町の保健センター。宮地君は宮城県女川町の観光物産館、私は町田市の青少年施設、社員旅行で全所員集合といった具合。

この現場常駐監理、設計事務所にとってはとても大切なこと。監理が大切な事は設計関係の人には承知だろうが、結局、仕事の掛け持ちをさせないということなんだ。これはの経費の問題で難しいとよく言われるが、事務所の姿勢の差だと思う。私の場合は事務所のすぐ近くにもかかわらず、また契約上常駐では無いのに常駐させてくれた。これで得た私の経験はたいへんなものだった。だれが段取ったのか、槇事務所と合同で谷口事務所の葛西水族館、槇事務所の幕張メッセの現場事務所の訪問なる企画もあったな。常駐じゃなくてもコンクリート打設日は、とにかく現場に一番乗りしろ!との教えだった。みんな現場好きだったなー。

11月14日(水) 山形建築士会青年大会を振り返る
村山支部主催にて東根温泉にて開催されたが、代理出席しかも幽霊会員の私は他の出席者7名とは全員初対面であった。青年部の年齢制限は不明だが、当支部のメンツはほとんど年下だ。JIAではいまだに私は最年少の部類だが・・・。
青年部なるものが存在するということは、裏返せば・・・長老部も存在してたかもなーと、ちょっと皮肉ってみてしまう。
真面目に話そう。
今回参加して本当に良かった。地元を離れていたし、同年代の者と語ることが久しく無かった気がする。自分としては建築士会を村社会と感じていたのでどうも近づきたくなかった。今回は色に染まらぬ世代だから、心地良かったのかも知れぬが、みんな結構革新的な考え、批判精神を持っているのには驚いた。「ここらでは仕方ないんだ」という決まり文句しか言えぬ上の世代とは違った。

食わず嫌いを反省。

11月13日(火) JIA日本建築家協会 東北支部山形大会を振り返る
久しぶりにネクタイを締めたからかとても疲れた週末だった。まずはJIAを検証。
あすの風景を考える [いま、東北は・・・・・・]とのタイトル

シンポジウムパネラーは
八束はじめ-- くまもとアートポリスディレクター、黒船プロジェクトと公言
本間利雄 ---東北、いや地方建築家の代名詞、いや東北論の哲学者
元倉真琴 ---東京代官山ヒルサイドテラスに事務所を構える芸工大教授

このメンバーであれば、オチは見えていた。
興味はどこまで遠慮無くバトルが繰り広げられるかだった。残念ながら時間不足のため中途半端となったが、各自のベクトルの違いのイライラが間近に感じられとても快感であった。

あすの風景を考える [いま、東北は・・・・・・]とのテーマ設定、本音のところは山形地域会としても昨今、黒船の姿が山形にも現れ、鎖国の国山形が侵略されるのでは、が本音だろう。風景という言葉を使い守りの口実の切り口にしていると私は思います。こんな事言ったら頑張った執行部には失礼かもしれないが、風景はキーワードでなかったと思う、風景が混乱していると言っても、選択、造ったのは山形の人々なのだから。

黒船到来、面白くなってきたね。

次回は山形建築士会青年大会について

夕方、片山鉄建、江上氏と営業所長が突然やって来た。彼はサビナシルーフ等を扱う屋根メーカーの営業だが、私が羽田他所夫設計入所時、飛び込みで現れ「東京より転勤で土地勘がないとボヤキ」私もUターンなのでなぜか以後意気投合。彼は原広司氏の札幌ドームの監理のため札幌へ1年ほど赴任。その間私は退職したが、時折藤島町に立ち寄ってくれる。片山鉄建は高級仕様が多いので、今の私にはとても仕事でお付き合いは出来ないがいつかは仕事したいね。

11月09日(金) 1000万円?の家 とりあえず模型UP
9.10.11と建築家協会、建築士会の会合が3日連続山形市、東根市であり更新不能かも、宣言の住宅とりあえず模型写真のみUPしときます。詳細は後日、整理次第UP予定。
11月06日(火) ありがとう「すまいと」小尾さん
先月HPを立ち上げて以来、様々な建築設計関連のサイトへ登録を続けている。独立間もない、無名の者にすれば大切なアプローチ方法だ。当然営業的期待はもつが、必ずしも成果が出るわけではない。手当たり次第に登録希望を出していたのだが、今日「すまいと」という、いえづくりサイトへ掲載希望をいつものごとく申し込んだ。これもいつものごとく掲載通知等がメールで届いたが、ちと、いつもとは違うのだ、担当の小尾さんという方が、HPを確認してくれた上で、感想を寄せてくださっているのです。私と同級だとのことは、ひととおり見てくれたからこその言葉でしょう。ありがとうございます。この心くばり、家づくりには最も大切なこと、自分もこれを心掛け建築をしているので、とてもうれしい限りでした。よって今回コラム欄にて勝手に紹介しました。

ちなみに、「すまいと」では設計をする者を建築家と呼ぶ。これはとても重要なことです。一般的には設計士、建築士、事務所であろうし、本人も自分自身をそのようにしかとらえていない者が多いでしょう。しかし自身を建築家と名乗る以上はプロフェッショナルとしての技量、倫理観を兼ね備える意識が必要であるし、社会的責任を自ら表明することとなります。当然プレッシャーを感じます。あらためてサイトを見るととても興味深い内容がもりだくさんです。いいもの発見です。おすすめです。

それから1000万円住宅はというと、現在CAD上でプランは完成。CGにてわかりやすく表現しようかとするが、半年ほど操作していなかった為忘れていました。体力はとっくに自信なくなりましたが、記憶力までとは・・・。

11月04日(日) 1000万円で建つ家? スケッチ開始
宣言したので、仕方なく?開始。テレビを見ながらやっているが、県内住宅A社が1000万円住宅との宣伝番組をやっている。2日ほど前の新聞には大手Mホームが全国紙に坪25万円のシリーズを再発表していた。彼らはコマーシャルという武器を持っているが、この影響はとても大きい。でも客観的に見れば当然のこと、私も歓迎したいと思う。消費者からすれば安いに越したことはない、住宅を商品として選ぶという感覚になってきているのは、一つの大きな流れで止める事ではない、しかしもう一つの流れとして、住宅は自分自身のオリジナルのものとして創ることが出来ると気づいている消費者もいる。住宅設計をする我々建築家はどうするか。オリジナリティだけではただの道楽、コストパフォーマンスのバランスの中でどれだけ魅力あるものが創れるのかでしょうね。それにしても、時代の変化するスピードはもの凄いな。
11月02日(金) 1000万円で建つ家

昨日の続きになるが最近の住宅建設の金額は1000万円というのがキーワードのようだ、といっても実際は1000万円台というのが実状、税抜き、設計料抜き、1800万程度のものが多く紹介されている。「2000万円で建てる」の方が正解と思うが・・・。危なっかしい表現だが、住宅メーカーの表現からすればまだ、ましかも。
このところ私も上限2000万が、若い世代が住宅建設に踏み切れるラインかなと思っている。しかし昨今の経済、雇用状況からすれば2000万なんて現実的な数字に思えないだろう。ならば建築家として私なら1000万でこれだけの住宅を可能にしますという提案をしたいと思う。これは価格破壊への挑戦とかではない、建築家の能力の証明として実行したい。本日より作業開始します。

11月01日(木) 女性雑誌の住宅特集がおもしろい

 最近、女性雑誌や朝7時台、昼12時台の情報番組での住宅関連の企画がたいへんおもしろいですね。以前だったら豪邸拝見的なものが多かったが、最近は「1000万円台で建てる家」「小さくても夢がいっぱい」「建築家に頼む」など、個性、工夫、若い世代、センス、ローコストとても身近なキーワードが見えてきます。ファッション、メイク、食事、のなかに住まいが、ちょっと近づいてきたのでは。「衣食住」とよく言うが、これは人間が生きる上で最低限必要なものだが、住はあまりにも高額なため一生に一度しか経験することができない行為。でも失敗をおそれる為か、それとも経験の無さののためか、住宅で個性を自己表現することは少数派だったのでは?
 ここ庄内地方においては、建物の大きさ、和室の数、屋根瓦の優雅さ、床の間、床柱を競うなど慣習化されてきた。一方ではコマーシャリズムの中で商品としての安心感を生み、画一化されたメーカー仕様の住宅が増加の一途をたどっている。これは消費者の選択なのでどうなろうも私はいっこうに構わないが、更なる選択肢に建築家が存在しないのは、もったいないなと思うのだ。存在、役割が一般の方々に知られていない(実際は大工、工務店の陰に隠れ ていた。知られないように隠れていた)のだ。
 特に女性は非常に住宅に夢をもっていますね。とくに若い世代では雑誌などで情報は得ているんです。でもどうやったらそれを実現できるのか、仕組みを知らない、遠慮してしまう・・・・。
雑誌の姿は現実の世界ですよ。東京だからなんていう話じゃないですよ。あなたにもできるんです。

ちなみに私もLEE,MINE,メイプル等の女性雑誌読みますよ。とても恥ずかしいですが。