12月10日(火) 春よ
降ってきましたな、一昨日は東京11年振りの師走の積雪とかでニュースになってたが、覚えているよ、
都内某所の緑豊かな広大な丘の上での現場にいた。一夜で一面の銀世界に感動、確か写真撮ったはず。
ここ庄内もついさっきから、この冬初めての本格的積雪になり始めた。感動とはいかないが・・。
夕方大雪とのニュースに、慌ててスタッドレスを車に積み込みスタンドに走り、交換。
この師走若干の現場動いているが、来年春までは新規着工はしない。この雪の中の仕事はかなりの
ハンディだ。当方は春の着工に向けての設計期間となるわけだが、監理に時間配分多い者としては
設計業務に専念できる貴重な期間なんだが、職人さんにとっては仕事量減の期間とならざる得ない。
コストダウンを狙いこの時期の発注も考えるが、やはり春をマツ気持ちになってしまう。
雪掘ってコンクリート打つのはね・・・。自然には逆らえない。
雪に音吸い込まれ、シーンと静まりかえり降り続いてます。

12月09日(月) どっちだっていいじゃないか
リノベーションなる用語を使う人が出てきてる。とはいっても雑誌記事上でしかみたことないが。
リフォームと何が違うのか?リフォームより性能、価値を高めることらしい。意識が上なんだそうです。
もっともらしく使い分けているようだが、結局、同じコトなんでしょう。今ごろ遅いですか?
先端業務のように見せかけたい、単なるコジャレタ業界見栄張り用語と当方解釈。
ようやく意味、違い理解したと思ったら、今度はコンバージョンだそうだ。
これは用途を変更する改修のことだが、意識の高い改修も用途変更、転用の改修も普通に存在した工事。
流行のネーミングつくりましょうごっこ、と思うのだが。
一般の方々にとっちゃ、流行語大賞はビフォー・アフターでは?

反省語録、本日は休み。
12月08日(日) 反省(設計料編-2)
予算無いので申請手続きだけお願いします。
これとってもイヤな言葉。よく言われるけど。
工事費に比べれば設計料なんて端数切り捨てた程度。
設計省略することが節約になったとの考えなのでしょう。まあこの時点でご縁は無いのだが。
これは田舎でのことではなく、全国共通、都会でもよく聞く言葉。
設計の職能が一般に全く理解されてないことの現れだ、改めて説明する気も失せてしまう。
これ建設業界関係者がよく持ってくるハナシだが、当方申請だけなら致しませんとお断り。
手続きだけなら、有資格者ならだれでも結果は同じ。安いか、早いかの差でしょ。
生意気なと思われるようだが、失礼なのはどちらかと言いたいのはコチラの方だ。
そう言ってながら、悲しいかな今年2件ほど手続きやっちまった。
隣のオヤジさん大工だが、問題有りの申請業務持ち込んできた。良かれ善意のつもりだろう。
断りそびれる。それに当方の職能意識なんぞ説明しても理解出来まいと当方早々にあきらめた。
簡易な建物だがメクラ仕事はいやだ、自主的に現場は行くが、もう絶対やらん。かまわないでくれ。
間取り方眼紙に書いたり、あんな風なんて具合なら誰でも出来ること。でもそれは設計じゃない。
設計=申請の誤った認識が定着。その手続き費用が設計料、業務の基本ベースとなってる現状。
こんな業務やらないこと再宣言。
数だけはこなした本年、自分の設計作業量、監理の作業量の結果、ようやく掴めてきた。
独自の設計料算出単価表作って試行中。

12月07日(土) 反省(設計料編-1)
バーゲンセールやってる訳じゃないが、今年は根拠のない激安な仕事いっぱいやってしまった。
まだ助走期間との意識もあるが、TV、雑誌等でいわれる対工事費10%なんていう料率とても
とても当地では無理なハナシ、そもそも**%なんていう数字の根拠が私にも解らない。
基準単価があった方が楽なのは確かだが、図面もはしょって、監理回数もはしょれるこの業種、
プロとしての倫理観なんて人それぞれ、問題有りの業種。
周囲のことは考えず自身と顧客の信頼関係にてその都度設定するしかあるまい。
独立間もない当方にチャンスをと思った方々が多数だろうし、そう思いたい。
こちらも、かつての所属事務所での担当案件を経歴にしたくないため、食うよりまずは実績ほしい。
一式**万円なんていう世間の考える1/3.1/5での施工者からのヒモ付き仕事もやってしまった。
それがここらでの相場なのだろうか・・大やけどもしたが・・金額は請けたんだから仕方ない。
文句があるなら自分に言うしかあるまい。
あとはどれだけ設計者としての作業量をするか、倫理観保てるか、それはこちら側の問題。
これが大事なテーマ。
設計監理の作業量、質は意地でも水準維持。顧客のコト考え、イイもの創ればなんとかなるでしょう。
と、お気楽なこの一年であったし、どうやらこの方針が自身も一番気持ちよかった。
そうでも思わなきゃやってられないし、流されたら、汚点が残るだけ。
数時間前、某PJ設計料見積提示。(もう一年も打ち合わせしてるのに今頃提示)
設計お願いしたいとこられた、当地では奇特なお方。
一声「エッ、設計料ってこんなもんでいいの」・・・・当方ゲッ、後悔先に立たず、シマッター・・・
他人のふところ財産面倒みるくせに、自身ふところのそろばん勘定はどうも苦手だ。
只今、来年は自身の値段をいくらにしようか真剣に積算中。

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